最近思い出す事と言えば


 それはもう大変昔のお話でございます。
まさか自分が漫画家になれるとも思っていなかった頃
私は岩手で同人誌を作りイベントで売っておりました。
始めたころはそれなりに「流行物」をメインに
描いては本にしておりましたが、
根がこうでありますから、段々と「何故今それを?」と
言うものに手を染めていきました。

ジャンルも突然変わりました。
かと思えばまた戻って去年やっていたものに帰ったり
何とも落ち着かない本の出し方をしてまいりました。
そんな感じで
岩手の隅っこで細々やっておりましたが、
ちょっとは買っていかれる方もいらっしゃいました。

その中に忘れられない方が一人いらっしゃいます。

その方は初めて本を出した時から買っていただいていた様
なのですが、(その時は気づいておりませんでした)

私がせわしなくジャンルを代えても買ってくれました。
そう確信したのは「YMO」の本を出した時ではないかと思います。
時代背景としては別段「YMO]が再生した時でもなく
メディアに話題が登ったわけでもなく
ただ何となく私の中で「高ぶった」だけで
何の前触れも無く出した本で、コピーで20部くらいです。
(オフだと100部くらいでコピーは10~20部くらいを作ってました)
その方は買って行きました。
その後スケッチブックを持ってきて
「細野晴臣さんを描いてくれますか?」と訪ねられました。
ちょっとびっくりしました。

それからも私はジャンルを変えたり戻ったりしながら
本を出していましたが
声を掛けられる事はなく、黙って買って行かれる方でした。

そんなある時
会計を済ませた後
「私は岩手を離れてしまうので同人誌を止めてしまいますが
〇〇(初めて出したジャンル)の頃から買ってました
いつも本を楽しみにしていました。ありがとうございます。」
・・・若干うろ覚えなのですがこんな感じで声をかけていただきました。
私はちゃんとした返事をすることも出来ず、その方はすぐに
立ち去ってしまいました。

だから何だと言われても特に無いのですが、
何だかとても印象に残っています。



もう随分昔のお話ですが、同人誌をやめても漫画は読んで
いるのでしょうか?
いくらなんでもお互いいい年なハズです。

お元気でいるでしょうか?

私は縁あってまだ漫画を描いています。(現在無職ですが)
あの時は本当にありがとうございました。

あ、後初めて出したジャンルを伏字にしたのは
はっきり書くと私の年齢もボンヤリ浮かび上がってくるためです。
それほどの「流行物」です。わはは!





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アルバム
かねた丸の本
剣客太平記 1 (SPコミックス)
かねた丸 岡本 さとる
リイド社 (2013-11-26)

裏宗家四代目服部半蔵花録 1 (1) (KCデラックス)

裏宗家四代目服部半蔵花録 2 (2) (KCデラックス)

裏宗家四代目服部半蔵花録 3 (3) (KCデラックス)

裏宗家四代目服部半蔵花録 4 (4) (KCデラックス)

裏宗家四代目服部半蔵花録 5 (KCデラックス)

裏宗家四代目服部半蔵花録(6) (KCデラックス)

裏宗家四代目服部半蔵花録(7) (KCデラックス)
 裏宗家四代目服部半蔵花録 全7巻です
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かねた丸

Author:かねた丸
「裏宗家四代目服部半蔵花録」(講談社)7巻まで
「剣客太平記」(原作岡本さとる)(リイド社)2巻まで
 「義経北行伝説ドライブガイドイラスト」他読み切りなどを描いてきました 
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